診療のご内容MEDICAL
甲状腺疾患
甲状腺ホルモンの増加・不足による様々な症状
甲状腺疾患
甲状腺とは、新陳代謝の調整などに働く甲状腺ホルモンを分泌するハートのような形の臓器で、のどぼとけの下にあります。甲状腺の病気には、甲状腺機能が低下する橋本病や、甲状腺機能が亢進するバセドウ病などのほか、甲状腺にできものができる甲状腺腫瘍、それが悪性であれば甲状腺癌などがあります。健康診断などで「甲状腺が腫れている」「甲状腺にしこりが触れる」と指摘されることや、肺などの胸部CT検査を受けられた時にたまたま甲状腺にできものが見つかって検査に来られる方も多いです。
甲状腺疾患の症状
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症では甲状腺ホルモンが不足するため、下記の症状がでることがあります。
また精神的にうつ状態になることもあります。
- 疲れやすい
- 不眠
- 食欲低下
- 体重増加
- 手足の冷え
- 体のむくみ
- など
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症では甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて新陳代謝が高くなり、下記の症状症状がでることがあります。
- 動悸
- 息切れ
- 多汗
- 手指の震え
- 眼球突出
甲状腺腫瘍
甲状腺腫瘍であれば甲状腺にしこりができたり、甲状腺全体が腫れたりすることもありますが、
自覚症状があまりでないことも少なくありません。
甲状腺疾患の検査と治療
検 査
血液検査で甲状腺ホルモンなどの数値を調べるほか、超音波（エコー）検査で首の腫れなどを検査します。
治 療
甲状腺にできもの（腫瘍）があれば、精査が可能な連携病院をご紹介します。
検査の結果により、治療はなく経過観察の方もいらっしゃいます。血液検査で甲状腺機能が低下していれば甲状腺ホルモンを補うためのお薬、逆に甲状腺機能が亢進していれば甲状腺ホルモン分泌を抑えるためのお薬を処方します。また当院では手術を行っていないため、手術が必要な場合は、連携病院をご紹介します。
術後のフォローなどは当院でさせていただくことも可能です。
