診療のご内容MEDICAL
鼻出血
鼻の疾患と治療
鼻出血とは
鼻の粘膜には血管が多く、鼻中隔(鼻の左右を分けている壁)の前の方(キーゼルバッハ部)は特に血管が集まり、また傷つきやすい部位です。
鼻出血の多くは、この部位が何らかの原因で傷つくことで起こります。
鼻出血の原因と対処法
原 因
鼻をいじる、鼻をぶつけるなどの外傷のほか、鼻かぜ、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などの鼻症状があると、
鼻の粘膜が腫れて過敏になり、傷つきやすくなり鼻出血を起こしやすい状態になっています。
対処法
- 鼻翼(小鼻)を親指と人差し指で強くつかんで外から圧迫します。
- 仰向けに寝ると血が口に流れてきて、飲み込んでしまうので座った態勢が望まれます。
- 座ったまま顎を引いて下を向き、安静にします。
- 30分ほど圧迫しても止まらない場合は、耳鼻科を受診しましょう。
鼻出血の治療
まずは鼻の中を観察し、出血しているところを見つけます。
鼻出血が軽い場合は、圧迫だけで止まることが多いです。
出血が激しい場合は、出血している部位を局所麻酔下に電気で焼いて止血することもあります。
なかなか出血が止まらない場合は、鼻の中にガーゼを詰めて、対応可能な病院を紹介します。